高尿酸血症になってしまった場合の対処法やサプリについてご紹介してきましたが、そもそも高尿酸血症にならないように日々の生活を正していくことが健康への近道です。
ここでは高尿酸血症を予防するための生活習慣改善法についてもご紹介していきます。
尿酸結晶が改善するまでに数か月~数年はかかると言われていますので、無理のない範囲で続けられるものから実践していきましょう!
高尿酸血症を予防する方法3つ
1.食事管理
①高プリン食品(内臓肉、魚、ビールなど)の摂取を制限しましょう。
一日あたりのプリン体の摂取量は400㎎を超えない範囲で、かつ肥満気味の場合にはBMIが25を下回るような食生活を心がけることが理想です。
特に100gあたりプリン体を200㎎以上含むものは高プリン食品と呼ばれており、内臓や魚卵やビールなどに多く含まれていますので、こういったものを摂りすぎないように注意しましょう。
②野菜、果物、水分を積極的に摂って、尿酸の排泄を促進しましょう。
ビタミンCやコーヒーなどは尿酸値を下げる可能性があると報告されており、日々の食生活にバランスよく取り入れてみても良いかもしれません。
また、水分を一日2,250~3,000 mL程度摂ると、尿量が2,000ml/日確保することができるので、高尿酸血症や尿路結石の予防に繋がります。
2.適度な運動
BMIが25以上になると肥満傾向とされており、尿酸値に悪影響を与える原因となります。
まずは週3回程度の軽い有酸素運動を継続して行うことから始めてください。
過度な運動は続けにくいだけでなく、尿酸値の上昇に繋がることもあるため、控えましょう。
3.薬物療法
なかなか尿酸値が下がらない方は、医師の指導のもと薬物治療も検討しましょう。
生活習慣だけではどうにもならない体質の方もいます。
そういった方は尿酸の産生を抑制・排泄を促すサプリの服用や、医師の指導のもとで薬を処方してもらうのも手です。
特に既存の健康問題がある場合は、適切なアプローチをするためにも医師に相談するのが賢明でしょう。